[soudan 14947] 代償金に関する質問です
2025年10月16日

税務相互相談会の皆さん
下記について教えて下さい。

【税  目】
相続・贈与税<財産評価を含まない>

【対象顧客】
個人

【前  提】
(条件を明確にするため簡潔にしています)

1.相続財産は土地のみ

2.相続人は配偶者+子3名の計4名

3.土地の相続税評価額は9,000万円

4.土地の時価は2億1千万円

5.時価算定根拠は、現在売却を進めている中、具体的商談過程で得られた金額であり、
 実際にこの金額で売却が成立する見込みが極めて高い金額

6.遺産の分割方法は、配偶者が不動産を単独相続し、配偶者から子3名に代償金を支払う

7.配偶者の土地譲渡に係る税金は2,400万円

8.配偶者の代償債務は9,300万円(=(2億1千万円-2,400万円)×法定相続分1/6×3名)

9.土地の相続税評価額×子1人当りの法定相続分は1,500万円

【質  問】
質問1.代償金と法定相続分に差額が生じることの税務リスクについて
土地の相続税評価額×子1人当りの法定相続分である1,500万円と、
実際の1人当りの代償金3,100万円の差額1,600万円について、
配偶者から子への贈与であると認定され、後々子に贈与税が生じるリスクはありますか?

質問2.配偶者の譲渡税の扱いについて
代償金の算定根拠として、見込まれる譲渡代金2.1億円から、その譲渡により
生ずる譲渡税2,400万円を控除した残額に、子の法定相続分を乗じることの税務リスクはありますか?

質問3.相続税申告書の書きかたについて
相続税申告書第11表の付表4へは、配偶者は▲9,300万円、子3名はそれぞれ3,100万円、
よって代償財産の合計は±ゼロが正解でしょうか?

相基通11の2-10(2)の計算式の結果は39,857,143円となりますが、
こちらは主に署が更正する際に使用するものと理解していますし、
同(1)の「合理的と認められる方法によって計算して申告があった場合、
当該申告があった金額」に従えば、上記±ゼロで良いものと理解していますが、いかがでしょうか?

【参考条文・通達・URL等】
https://chester-tax.com/encyclopedia/827.html
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4173.htm