[soudan 06464] 10年以上前の数次相続について
2023年1月31日

税務相互相談会のみなさん、お世話になります。


【対象税目】相続税・所得税

【対象顧客】個人

表題の件についてご教示願います。

弁護士から相続と譲渡の相談がきました。




【取引の概要】
当時者(A)が過去2回の相続(1回目義母、2回目配偶者)で取得し共有している
土地と建物(土地建物いずれも未分割)を他の共有している親族に売却するため、
今回遺産分割協議をし登記をする。


【関係者】
A(当事者)
B(Aの子供)
C(Aの子供)
D(Aの義理の兄弟姉妹で今回不動産の買主)
亡配偶者(Aの配偶者・2009年6月27日没)
亡義母(Aの義母・1994年8月1日没)


【相続財産の持分】
土地(当初)・・・亡義母1/3、亡配偶者1/3、D1/3
 ※ 亡配偶者1/3分はA2/12、B1/12、C1/12
建物(当初)・・・亡配偶者1/1
 ※ 亡配偶者1/1分はA2/4、B1/4、C1/4


【取引の詳細】
(1)亡義母(1994年8月1日没)
① 弁護士が確認できた遺産はAが住んでいた自宅土地の持分1/3のみ。
② 上記①以外について遺産分割協議や相続税申告がされたかは不明だが、Aらによ
ると、
  いずれも適正にされたはずであると思われるとのこと。
③ 上記①の遺産につき2022年12月19日に遺産分割協議が成立(相続人はAを含め計9
名)。
  Aの法定相続による土地持分1/30、Bの同持分1/60、Cの同持分1/60を、代償分
割の方法により、
  同じく相続人であるDに取得させる。
  A、B、Cの代償金はそれぞれ266万6667円、113万3333円、113万3333円。
④ 上記③の代償金の支払と所有権の移転(決済)は2023年1月23日。

(3)亡配偶者(2009年6月27日没)
① 弁護士が確認できた遺産はAが住んでいた自宅土地持分1/3及び自宅建物(完全所
有権)のみ。
② 上記①以外について遺産分割協議や相続税申告がされたかは不明だが、Aらによ
ると、いずれも適正
  にされたはずであると思われるとのこと。
③ 上記①の遺産を2022年10月に法定相続分どおりに、A、B、Cで取得(相続登
記)。
④ その上で、2022年12月21日にそれぞれの土地建物の持分
 (【土地】A1/6、B1/12、C1/12、 【建物】A1/2、B1/4、C1/4)を、親族で
あるDに売却する契約
  をDと締結。
  A、B、Cが取得した売買代金はそれぞれ1133万3333円、566万6667円、566万
6667円。
⑤ 上記④の売買代金の支払いと所有権の移転(決済)は2023年1月23日。


【質問】
① 過去分相続税の申告の有無がはっきりしませんが、仮に無申告だとして相続開始
より相続税の時効5年(7年)
  を過ぎているので、代償金の支払や所有権の移転(決済)が2023年でも過去2回
の相続取引は無視して譲渡申告
  だけすれば良いと考えてますが如何でしょうか?

② Aがいう「いずれも適正にされたはずであると思われるとのこと」というのを前
提にした場合、当時の相続人
  に控えの申告書の有無を確認する以外に申告の有無を確認する方法はありますで
しょうか?

③ 他に注意すべき事項があればご教示願います。



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