[soudan 03106] 公益財団法人の受取寄付金について(内訳書の記載について)
2024年4月09日

税務相互相談会の皆さん

下記について教えて下さい。


【税  目】


公益法人(浦田泉税理士)


【対象顧客】


法人


【前  提】


■一般財団法人の3月決算

■公益申請中の法人

■事業区分(正味財産増減計算書内訳表区分)として

 公1・公2・法人会計の3区分としている。

■令和5年3月期に寄付者から公1区分に使用してほしい旨の

 寄付金として100百万円の寄付あり。

■上記寄付金の内10%は管理費(共通費)として

 使用することも寄付者と合意済み。

■令和5年3月期に上記100百万円の内、公1事業費として

 30百万円、また管理費3百万使用した。


【質  問】


上記前提の場合の「正味財産増減計算書内訳表」への

指定正味財産から一般正味財産増減の部への振替について

質問させてください。


①(借方)預金100百万円/(貸方)受取寄付金:指定100百万円


(借方)支出助成金:一般30百万円/(借方)預金30百万円

(借方)その他経費:一般3百万円/(貸方)預金3百万円

(借方)一般への振替額:指定33百万円(貸方)受取寄付金振替額:一般33百万円


<質問1>

上記①及び②の仕訳は特に誤りはないかと思いますが、正しいでしょうか?


<質問2>

上記①及び②の仕訳が正しい前提で内訳表の記載について、

以下の記載が想定されますが、どの方法があるべきなのでしょうか?

記載の根拠条文、会計基準等と併せて教えてください。


(パターンa)

・①の仕訳の内容として「指定正味財産増減の部」に

90百万を公1区分の受取寄付金、10百万円を法人会計区分の受取寄付金とする。

・②の仕訳の内容として「一般正味財産増減の部」に

それぞれ30百万円を公1区分に、3百万円を法人会計区分に

受取寄付金、支出経費を計上する。


(パターンb)

・①の仕訳の内容として「指定正味財産増減の部」に

100百万を公1区分に受取寄付金の計上とする(法人会計区分の計上はなし)。

・②の仕訳の内容として「一般正味財産増減の部」に

それぞれ30百万円を公1区分に、3百万円を法人会計区分に

受取寄付金、支出経費を計上する。


(パターンc)

・①の仕訳の内容として「指定正味財産増減の部」に

100百万を公1区分に受取寄付金の計上とする(法人会計区分の計上はなし)。

・②の仕訳の内容として「一般正味財産増減の部」に

公1区分に受取寄付金として33百万円を計上、経費として

公1区分に30百万、法人会計区分に3百万円を計上する。

(すなわちこの場合法人会計区分には受取寄付金の計上は

行われず、経費のみの計上となる)


【参考条文・通達・URL等】


特になし。



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