[soudan 01557] 二世帯住宅における【おしどり贈与】適用範囲について
2023年12月28日

税務相互相談会の皆さん
下記について教えて下さい。

【税  目】

相続税・贈与含む(木下勇人税理士)

【対象顧客】

個人

【前  提】

・婚姻期間20年超の夫婦間贈与(夫から妻へ)
・子供と同居する二世帯住宅を新築(夫の土地)
・1階は親世帯、2階は子供世帯で居住(トイレ・バス・キッチンは夫々の階に存在。1階と2階は同じ床面積)
・屋内は自由に行き来でき、玄関は1つ(共有型)
・区分所有登記ではない
・建築金額は6000万。うち2000万円を妻へ贈与。
・子供への住宅取得資金非課税は適用せず、あくまで夫婦2人の名義となる予定(夫4分の3、妻4分の1)

【質  問】

前提のような二世帯住宅を新築した場合の、居住用不動産等の贈与の配偶者控除の範囲はどのように考えるべきでしょうか
①完全分離型でない上記のような二世帯住宅であれば、「専ら居住用」の部分は”全体”と考えてよい
⇒無条件で2000万円非課税贈与の対象となる
②上記①ではなく、適用範囲はあくまで親夫婦の居住部分のみを対象とする考えであれば、親夫婦の居住割合に相当する部分が当該特例適用の対象となる。ただし、店舗兼住宅の事例と同様の考えとなるため、以下の金額のうちいずれ少ない金額が、非課税を受けた居住用財産の価額として取り扱う
イ)贈与を受けた持分に相当する金額 2000万
ロ)親夫婦の居住の用に供している部分の割合に相当する金額
  6000万×1/2=3000万
∴イ)2000万円
よろしくお願いいたします

【参考条文・通達・URL等】

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4452.htm
https://zeirishi-miyake.jp/adviser/post-1618/



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