[soudan 00412] 協同組合が実施する事業分量配当金について
2023年10月12日

税務相互相談会の皆さん
下記について教えて下さい。

【税  目】

法人税(鎌塚祟文税理士)

【対象顧客】

法人

【前  提】

 A商業協同組合(以下A)は、ポイント発行事業をおこなっている
組合員は主として市内に商業施設を有する個人事業主、法人である

 Aは組合員である個人事業主等から、会費などを徴収する
市民は各店舗で買い物をした際に、買い物の料に対してポイントを付与され、
付与されたポイントは市内の組合員の店舗で買い物の際に
利用することできるシステムである。
組合員は会費年間2万円のほかに自店で利用された額に従って
 ポイント手数料もAに支払っている)

 Aの資本は150万円である、前事業年度末における純資産は200万円であり、
毎期、ほぼ利益でるかでないかの状態続いていた。
 当期になって、ポイント発行の機械を入れ替えることとなっており
それに伴って旧ポイントを新ポイントに移行してもらうこととした
移行期間を設定し、期日までに移行されなかったポイントは失効することとし、
市民にも周知をしていた。実際に失効扱いとなったポイントは1000万円超となり、
当期において雑収入で受け入れることとしている。
事業開始後、ポイントの有効期限を設けていなかったこともあり
 失効となったポイントはかなりの額となった。
 (ポイント債務)/(雑収入)1000万円)

その他、新規のポイント発行に係る機器を導入するにあたって
市や県から800万円の補助あった。

 失効ポイントの雑収入受入などにともない、
当期の利益大きくなることから、Aは事業分量配当として
500万円を支出する組合員に対して)ことを決定し、これを未処理している。
 組合員への配分額は、A設立されて以来の各組合員の
ポイント付与数に応じて分配することとしている。

(A行っている会計上の仕訳)
  (事業分量配当)/(未払) 500万円
 ※事業分量配当は特別損失(PL)に計上されており、
  未払はBSに負債計上されている。

【質  問】

①上記の前提をもととした場合に、事業分量配当として
 最終的にAの損することに問題はないか
 →事業分量配当の原始は過去からのポイント債務の
  失効分の累計である。
  (配分自体は、これまでのポイント付与分に応じている)

②Aは (ポイント債務)/(未払)500万円の仕訳
 を計上している、正しいか?
  剰余の処分とし、別表減算とすべきではないか?

【参考条文・通達・URL等】

(国税庁)
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/hojin/29/02.htm

その他、留意点などあれば併せてお願いします。



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