[soudan 08295] 自己株式取得と個人株主等との課税関係
2023年7月11日

相互相談会皆様

よろしくお願いします


【税 目】

所得税、贈与税、法人税

【対象顧客】

自社株主、自社法人

【前 提】

1、甲社(非上場株式会社)株主構成
 A13,000株、A妻B1,000株、C13,000株、D1,000株 
   計28,000 株



2、会社役員
 代表取締役C、取締役X(A,B,C,D親族関係にない第3者)
 取締役Y(C長男)



3、Aは3年前に会社を退職している。Bは元々会社経営に参画してい
   ない株主



4、今年6月末にAからA及びBが所有する甲社株式14,000株を総額
   4,000万円ぐらいで買取ってくれ申出が有りました。



5、甲社経営状況は良好で、前期類似比準価額が約4,500円、1株当
 たり純資産価格が約8,500円ですが、今期業績を加味する純資
 産価額はもっ高くなる予想されます。



6、甲社では個人Yで購入予定でありますが、大部分を甲社で自社
   株買い(配当可能分配利益範囲内)なりそうです。



7、予想課税関係
 ・個人A及びBが「低額譲渡」でX,Y、甲社に売却した場合
 ・個人 ⇒ 個人 :売主=譲渡所得課税有り・適正時価課税なし
          (譲渡価額―取得原価)×所得税率 =譲渡所得税

           買主=みなし贈与税課税有り 
          (適正時価―買取価額)×贈与税率 =贈与税額 

 ・個人 ⇒ 甲社(法人) 
    :売主=適正時価1/2未満で売却した場合、適正時価課税有り
        譲渡所得課税有り
       (適正時価―取得原価)×所得税率 =譲渡所得税

    :買主=適正時価課税あり、受贈益して課税、みなし配当課税
      (適正時価―株式取得支払金額)× 法人税率 =法人税額

 *甲社低額取得を通じてCへ贈与税課税もありか?

【質 問】



1、甲会社が個人株主Bから(以下Aいう)甲株式を時価よりも
 低額取得取得した場合、甲社(自己株式取得)及びA以外
 個人株主課税関係を教えてください。

2、甲社が低額譲渡により株を取得した場合、自己取得による減資
 なるで、個人で新たに出資したXYは、そ出資分については
 なし贈与、甲社が低額取得した株式を通じて利益積立部分
 し配当両方が課税され、そ個人Cは甲社が低額取得した株
 を通じて利益積立部分みなし配当だけ課税なるでしょうか
 また、みなし贈与にもなり両方課税されるでしょうか?

3、会社区分は中会社です。こ様な場合、みなし贈与は純資産価みで
 計算し、みなし配当は類似比準価額純資産価額併用で計算す
 でしょうか?



【参考条文

所基通59-6、法基通9-1-14、相法9条、相基通9-2
国税庁HP税大論業

「相続税法第9条(みなし贈与)についてー資本取引を巡る課税関係を中心して」

【添付資料】 




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