[inspire 00131] 仮装隠蔽の解釈と修正申告について
2021年10月12日

お世話になります。


以下の法人(A社)に法人担当の特官から調査通知がありました。

(日程の確認のみで正式な事前通知はまだ行われていません。)


≪対象法人≫

・株式会社A社、同族会社、資本金1000万円、サービス業、3月決算

・直前期の売上約10億円、直前期の所得金額約3000万円

・創業20年超で順調に業績を伸ばしている。

・A社にはA社が100%出資する子会社が2社ある(B社、C社)。

・B社は8年前に、C社は5年前に設立。

・B社とC社の代表取締役はA社の社長の親族。


≪弊社が関与するまでの経緯と調査通知までの状況≫

・直前期まで別の税理士が関与していたが、A社の社長が前税理士の対応と

報酬に不信感をもち、直前期の決算終了をもって顧問契約を解約し弊社が

関与することとなった。(解約を伝えたところ前税理士から法外な決算料を

請求され、会計データを渡さない等の様々な嫌がらせを受けたらしい。)

・B社、C社も前税理士が関与しており、A社から両社に対して外注費や

業務委託費の支払いがある(B社へ年間約3000万、C社へ年間約500万、

金額に関しては前税理士からの提案であったとのこと)。

・しかし、A社とBC社間の契約内容を確認したところ、B社のみ契約書が

存在、C社との契約書はなく、両社とも上記の金額を授受するほどの実態が

あるとはとても言えない状況であった。

・A社の社長は疑問を抱きながらも税理士からの提案なので大丈夫なのだろ

うと前税理士の勧めを実行し、B社・C社に上記のような支払いを行い、

A社で損金処理していた。

・弊社としては取引の実態に疑問を感じたので、今期から見直そうと社長と

話をしていた矢先に、今回の調査通知があった。

(A社の社長はこれも前税理士の嫌がらせだろうと言っている。)


≪相談≫

上記のA社に税務調査が行われるのですが、A社とB社・C社との取引に

関しては答弁する材料も乏しい状況です。


相談①

調査通知での日程は11月中旬希望できています。そもそも、特官が担当する

調査が11月中旬に開始するということに違和感があるのですが、この点は

久保さんはどう思われますか。


相談②

現在のあるがままの状態で調査を受けた場合、B社・C社との取引に関して

「隠蔽・仮装」があると言えるでしょうか(重加算税の問題)。


相談③

社長の意見を聞いて調査開始前に修正申告を行うことも考えておりますが、

その方法はどう思われますか。

久保さんでしたらどのような手を打ちますか。

ご教示いただけますと幸いです。

宜しくお願い致します。



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