[inspire 00116] 補助金の益金算入時期について
2023年11月16日
いつもお世話になっております。
補助金の益金算入時期について指摘を受けているので、ご教示ください。
〇前提
5月決算法人です。
2023年2月 ものづくり補助金採択
2023年5月2日 交付決定(1000万円) →この事実について共有されていなかったため何ら処理していません
2023年5月28日 機械装置2000万円支払 →機械装置は完成していなかったため、建設仮勘定に計上しています
2023年9月末 機械装置の調整が終わり稼働開始
2023年12月末頃 1000万円入金予定
〇指摘事項
2023年5月2日 交付決定時に益金算入すべきでないか
〇質問
①下記の主張は通じないですか?
・東京国税局への照会事例として「国庫補助金等の交付事業年度後に固定資産等を取得等した場合の圧縮記帳の取扱いについて」に記載がある通り、
国庫補助金等の圧縮記帳制度は、国庫補助金等の交付を受けた場合に益金課税されたら、国庫補助金等の交付の目的が達成できなくなる可能性があるため、
その調整手段として設けられていると考えます。
本件においても、資産取得時期と国庫補助金等の圧縮記帳する時期を一致させることが、国庫補助金の圧縮記帳制度に則るものと考えます。
・照会事例では、補助金受領時に圧縮未決算特別勘定を計上していますが、本件に関しては、決算時点において、補助金を受領していないため、当該処理をしていません。
・現行期において、資産が稼働したタイミングで建設仮勘定から機械装置へ振替を行い、圧縮記帳処理を行う予定です。
東京国税局照会事例「国庫補助金等の交付事業年度後において固定資産等を取得等した場合の圧縮記帳の取扱いについて」
②他いい主張はないでしょうか?難しければ諦めます。
③本件の場合、下記のように処理すべきだったでしょうか?
建設仮勘定 2000 / 預金 2000
未収入金 1000 / 圧縮未決算特別勘定 1000
税理士 久保
質問に対する回答部分を閲覧できるのは
税務調査の「裏」交渉術&極撰ノウハウ習得会会員限定となっています。
※入会日以降に本会に投稿された質問・回答が閲覧できます
習得会では、月に何度でも
元・国税調査官である久保憂希也に税務調査の質問・相談が可能です。
申し訳ございませんが、会員募集は
年2回のみとなっておりまして
現在は募集しておりません。
次回募集は秋ごろを予定しております。
下記画像をクリックしてご確認ください。