[inspire 00294] 法人税の確定申告時に役員退職金の一部を別表加算することと、税務署員に与える心象について
2024年4月10日

久保さん


お世話になります。

いつも、興味深く、拝見しております。


【前提】


支給した役員退職金。4500万円

役員は、法人の創業者。社歴約18年。


役職 退職前:代表取締役 → 退職後:取締役

現在は、血縁関係のない第三者が代表取締役に就任。

法人の経営は、基本、新しい代表による運営。


私目線の適正水準 1500万円~2000万円

参考情報:最終の役員報酬 月額60万円


税務調査。過去二回。

平成22年(重課無)、平成27年(重課有)



【質問】


支給した退職金を全額損金に算入すると高確率で、

過大退職金として判定される水準であると考えます。


通常であれば、高い確率で、税務調査に来ると考えます。


そのため、退職金を全額損金にせず、別表加算する予定です。

別表加算する金額に関する合理的な計算根拠は、ありません。


久保さんの主観・所感の範囲で、かまいません。


調査官として、この法人を税務調査の選定対象として目を付けた場合、

下記のケースごとに、選択肢で所感をいただくことが可能であれば、ご教授ください。

(その他、調査官ならではの視点のご回答などもあれば、ありがたいです)



①4500万円のうち500万円別表加算(支給額の約10%)


a.さらに別表加算を狙おう b.増差を狙うには微妙な水準だな

c.さすがに増差は取り難いか d.その他(   )


②4500万円のうち1000万円別表加算(支給額の約20%)


a.さらに別表加算を狙おう b.増差を狙うには微妙な水準だな

c.さすがに増差は取り難いか d.その他(   )


③4500万円のうち1500万円別表加算(支給額の約30%)


a.さらに別表加算を狙おう b.増差を狙うには微妙な水準だな

c.さすがに増差は取り難いか d.その他(   )


④4500万円のうち2000万円別表加算(支給額の約40%)


a.さらに別表加算を狙おう b.増差を狙うには微妙な水準だな

c.さすがに増差は取り難いか d.その他(   )


➄4500万円のうち2500万円別表加算(支給額の約50%)


a.さらに別表加算を狙おう b.増差を狙うには微妙な水準だな

c.さすがに増差は取り難いか d.その他(   )



【所感】


創業時から現在まで、関与しております。


融資などの銀行取引は希薄です。節税を意識した退職ではありません。

仮に2500万円を退職金の別表加算として、

納税負担の増加も心配不要な水準です。


行う予定の別表加算は、

前回、重課をうけたため、心象を良くすること?!と

あわよくば、将来、起こりうる税務調査の可能性を

低くすることにつながるのでは?!と考えました。


署員側の心理心象を知りたく、投稿しました。

どうぞよろしくお願いいたします。



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