[inspire 00688] 法人が従業員の私的な英会話教室のために空き部屋を無償で使用させた場合
2023年3月24日

調査があり、次の指摘を受けました。

(前提)

・法人が従業員の私的な副業である英会話教室のために、空き部屋
 週に2~3日、夜の2,3時間、無償で使用させています。

・教室の時間は週のうち僅かですが、必要な机や道具は常時、この部屋に置いています。

(指摘)

・法人を営利を目的としており、無償で部屋を貸すということはありえないので、
 月10万円として年120万円、5年間の指摘を受けています。
 金額については、今から話し合いをしていきます。


(事実関係)

・法人は、営利を目的としており、経済的合理的に考えても、無償で部屋を貸すことはない、
 という税務上の考え方は理解しています。

・しかし、法人としては、いつでも退去を求めることができることが必要です。

・と言いますのも、建設請負業なのですが、近くの工事を請け負った時には、
 その部屋に詰める必要があります。

・従って、まず外部に貸すことはできません。

・そこで、使いたいという従業員に無償で貸しているのですが、
 ここでも賃貸借契約にすることもできません。
 賃貸借契約にすると、簡単に退去を求めることができませんから。

(質問)

・上記のようなケースでも、法人が絡むと使用貸借は成り立たないものでしょうか。


(今後)

・従業員のその教室による収入をヒアリングし、年120万円の賃料を払って、採算に合うのかなど
 検討していきたいと考えています。

よろしくお願いします。



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