株式会社カチエル 税理士向けセミナー ~取得費不明の売却不動産における譲渡所得申告~概算取得費5%によらず取得費を算出する方法 井上幹康税理士不動産鑑定士事務所 税理士・不動産鑑定士 井上 幹康 株式会社カチエル 税理士向けセミナー ~取得費不明の売却不動産における譲渡所得申告~概算取得費5%によらず取得費を算出する方法 井上幹康税理士不動産鑑定士事務所 税理士・不動産鑑定士 井上 幹康

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不動産の取得費がわからないケースで実務上検討すべき論点・フローを徹底解説!

MESSAGE

不動産売却の譲渡所得申告をするにあたり、税理士・会計事務所を悩ます問題として、依頼者が売買契約書などを紛失しており、取得費がわからないケースが挙げられます。

このようなケースにおいては、税理士・会計事務所にとってみれば、5%の概算取得費で譲渡所得を計算・申告していれば確かに問題は無い(税理士・会計事務所に非はない)のですが、分離課税とはいえ95%部分に課税となると税額が多額になり、当時の世間相場からザックリ考えても、取得費が5%より明らかに・相当に高い場合などは確実に納税者不利となることから、依頼を受けた側としても、「取得費5%はさすがに・・・」「税務署が認める取得費を算出してあげたい」という想いはあるはずです。

まず、税理士・会計事務所としては売買契約書などが無い場合であっても、実際の取得費(実額)を調べる努力はすべきでしょう(実際に売買契約書以外から売買価額を把握することはある程度可能です)。

また、このような努力をしても取得費(実額)が把握できないような場合であっても、

土地:市街地価格指数
建物:標準的な建築価額

による算定~取得費の推計が【合理的】と判断され、取得費として認められた事例があります。(平成12年11月16日公開裁決事例など)。

一方でその後に、市街地価格指数による取得費の推計が認められなかった裁決事例も出てきており、市街地価格指数による推計を行うか否か判断に悩まれている先生方も多いことでしょう(平成30年7月31日非公開裁決など)。

また、不動産価額を算定する客観的な評価基準として、公示価格・路線価・固定資産税評価額などがありますが、これらを「どのようなケースにおいて」「どのように算出するか(変動率を採用するなど)」は、まさに税理士・会計事務所の腕の見せ所といえるでしょう。

本セミナーでは、「税理士」と「不動産鑑定士」のダブルライセンスであり、税理士・会計事務所から不動産取引に関する税務上の問題点等を相談・依頼されている立場でもある井上幹康氏に登壇いただき、「概算取得費5%によらず取得費を算出する方法」について、根拠条文および裁決事例等の解説はもとより、講師自身が実務上でどのような検討をしているのか、論点の流れ・フローを整理して紹介・解説いただいたうえで、

  • 取得費を「推計」する方法を採用するか否かの判断
  • 採用する場合のまとめ方(落としどころ)

まで明示いただきます。さらに、

「概算取得費5%をつかって当初申告していた場合において、推計により算出した取得費で更正の請求(5年以内)が認められるか?」

など、まさに実務直結の内容となっておりますので、ぜひご受講ください!

CONTENTS

- 講演内容 -

税法条文・通達の整理

  • ・概算取得費5%の取扱い
  • ・概算取得費5%で申告後の更正の請求の可否

税理士・不動産鑑定士である講師自身が検討している流れ・フロー

実際の取得費を「把握」する方法

  • ・通帳(振込の履歴)
  • ・過去の確定申告書(住宅ローン控除の金額)
  • ・登記簿謄本乙欄の抵当権設定額
  • ・仲介した不動産会社に問い合わせる など

実際の取得費を「推計」する方法とその留意点

  • ・市街地価格指数による方法(土地)
  • ・鑑定評価による方法(土地・建物)
  • ・相続税路線価による方法(土地)
  • ・標準的な建築費による方法(建物)
  • ・その他の方法(区分マンション)
  • ・総論と現実的な落としどころ

PROFILE

- 講師紹介 -

mikiyasu inoue

井上 幹康

井上幹康税理士不動産鑑定士事務所
税理士・不動産鑑定士

1985年(昭和60年)生まれ、群馬県沼田市出身。
早稲田大学理工学部応用化学科・同大学院卒、在学中に気象予報士試験合格。
平成22年 IT系上場企業入社、経理実務全般を経験。
平成24年 税理士法人トーマツ(現デロイトトーマツ税理士法人)高崎事務所に入社、東証一部上場企業含む法人税務顧問、組織再編、IPO支援、M&Aの税務DD業務、セミナー講師、資産税実務を経験。
平成30年7月 税理士として独立開業(浦和支部所属)。
令和3年4月 不動産鑑定業開業(埼玉県知事登録)
自社株評価、不動産評価に強い事務所を目指し活動中。

<主な著書>
税理士のための不動産鑑定評価の考え方・使い方

DETAILS

- 講演情報 -

セミナー名 ~取得費不明の売却不動産における譲渡所得申告~
概算取得費5%によらず取得費を算出する方法
講師名 井上 幹康(いのうえ みきやす)
日時 2023年9月22日(金)
18:00〜20:10(17:30開場)
※オンラインの方は開始10分前からご入室いただけます。
参加費 どなたでも無料
懇親会 質疑応答の時間は設けておりません。
希望者は終了後の懇親会にご参加下さい。
※終了後2時間程度
参加費 5,500円(税込)
開催方式 ・会場受講(東京・浜松町)
・オンライン受講(ZOOM)
会場 株式会社KACHIELセミナールーム
東京都港区海岸1-4-22 SNビル 3階
JR浜松町駅北口・大門駅B1出口・竹芝駅2A出口より各徒歩5分程度

浜松町駅からの行き方
大門駅からの行き方
竹芝駅からの行き方

※ご参加頂きました方の個人情報につきましては株式会社KACHIEL及びオリックス株式会社の商品やサービスの情報提供を目的として利用させて頂きます。

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